Visual Bookmarks - 普通の日々をカメラで記録

デジカメとスマホ、時々銀塩 と、割りと節操ない感じで日々を切り取ってお伝えします。

想定外の炎天下デスライドの記憶

さて、初めてロードバイクを買ったばかりの人間が何をするか 大体想像に難くないと思う。

 

まず考えたのは、ロードバイクの乗り方/操作に慣れることだが 中学生の頃にドロップハンドルのなんちゃってロードに乗っていたこともあり、これは問題なかった。

実際、購入したY's Road府中多摩川店から自宅まで15kmを自走したが特段違和感もない。

その翌週には多摩川CR(サイクリングロード)を登戸周辺から海が見えるところまで往復走り、その爽快感とカロリーの消費っぷり(感覚)が気に入ってしまった。

 

思えばこの経験がいけなかったように思う。

ネットで見ると、初心者には100kmのロングライドがこなせるかどうかという登竜門があるらしいと知り これまたネットで流行っているらしいと知ったStravaというサイト&アプリをダウンロードし、100kmライドのコースを作成した。

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多摩川CR経由で横浜は赤レンガ倉庫と中華街、鎌倉から江の島を経由するフォトジェニック満載の満足プランだ。

真夏の炎天下の中ロードバイクで、という条件がなければ 写真を趣味とする諸氏諸兄には垂涎のコースだろう。

 

さすがにパンク修理など出来ないので、トラブルの際は素直に電車で帰れるよう輪行バックを持参していくことにした。

輪行バックとは自転車を担いで電車に乗るために自転車を解体して収納できる優れたアイテムだが、何せ非常に種類が多い。

レビューサイトも星の数ほどあった為、「mont-bellは高品質低価格である」の法則に従って「コンパクトリンコウバック」という商品を購入した。

 

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収納状態が小さい上に記事裏には説明書付きと、超親切仕様だ。

 

 後は着ていくもの持っていくものだが、思い付いたのは尻パッド付レーサーパンツと富士フイルム製ミラーレスカメX-pro1、補給食、水くらいだ。

補給食はとても重要で、要は腹減りすぎてエネルギー切れの状態をハンガーノックと言い、ピクリとも動けなくなる。

登山でも同様の状態をシャリバテと言う。

 

流石にミラーレスを持っていくので、ちょうどポイントが貯まっていたYahoo!ショッピングでバックパックを購入した。

 

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DeuterのRace Xというモデルで、なんとレインカバーもついてくる。

蛍光色でロゴが反射材になっており、さすがはドイツの登山バックメーカーである。

 

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ご覧の通り、背中が蒸れないメッシュ仕様になっておりオススメだ、特にカメラは湿度に弱いので 変に湿気が伝わるのは気持ちが悪い。

 

補給食は羊羮となぜか目に留まったチビ最中アソートパックに決めた。

要はエネルギーと夏なので塩分を摂れれば何でも良いが、スポーツ用補給食に比べて多少は吸収効率に違いがあると思う。

飲み物は途中のコンビニで補給する事にして、500mlの烏龍茶を2本だけにした。

 

準備はこれで完了。

出来るだけ炎天下を避けたいので、朝5時にアラームを設定して、早めに就寝した。

 

予定通り5時起き6時出発で早朝の多摩川CRをひたすらに南下、まずは河口を目指す。

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朝日が超眩しいぜ!

 

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天気も良いので、どんどん先に進む。

次のCPは横濱赤レンガ倉庫だ。

途中、TREKのやたらカッコいいロードバイクに乗ったオジサマに曳いてもらい、スマホ計測で自身未踏の35km/hを記録!

スゴいぜ、ロードバイク。(数キロで当然のようにチギられました笑)

 

AM8:30頃に、ようやく横浜到着 全行程の1/3を消化した。

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港の横浜。

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赤レンガで補給摂りつつマッタリしてると、気がつけばもう9時を過ぎていたので急いで出発。

 

次のCPは、鎌倉だ。

なにも考えずひたすらに鎌倉街道を南下するが、前傾姿勢に慣れておらず 更に重いミラーレスを担いでいるためか、肩凝りのような痛みが両肩に(涙

走りながらぐるぐる肩を回すが一向に良くならない。

 

車も多くなり、うんざりし始めたところで、不意に鶴岡八幡宮の前に出た。

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結婚式をした新婚か? 鳥居の前で撮影をしていた。

鎌倉の雰囲気は独特だ。

京都とは違い、古い町並みと海の風景が絶妙にマッチしている。

一度、ゆっくり訪れたいと思った。

 

 

海岸沿いの道を潮風の気持ち良さと反対に、灼熱の暑さと肩の痛み+車の排気ガスでなんとも形容しがたい気分で更に進むと・・・

 

あの独特のシルエット。

 

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なんと、富士山。

超テンションアップ!

 

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稲村ヶ崎公園と言うらしい。

有名な撮影スポットなのか? PINARELLOの黒いカーボンロードのオジサマも携帯で撮りまくっていた。

 

富士山と江の島と海とロードバイク、最後が違和感あるがナイスな組み合わせだ。

 

ここまで来ると、若い男女が列をなして浜辺に向かう姿が見れた。

スナップしたいところだか、一歩間違うと走る気力を失いそうなのでただひたすらに江ノ島を目指す。

 

徐々に日に照らされ肌が真っ赤になってきた、夏のロードバイクには日焼け止めも要るんだね・・・。

 

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知らぬものはいないであろう、江ノ島だ。

時間にしてすでにAM10:00過ぎ、気温については考えたくない。

ここからは、境川CRを終点まで走り抜け青葉台経由で自宅のある麻生区を目指すだけだが、当然めっちゃ遠い。

Google Mapを開くと無慈悲に残り距離数を表示されるので、無心に走ることに決めた。

この時点で写真を撮るだけの元気と気力が失せていた・・・なので、以降は写真ありません(涙

 

正直に告白すると、江の島時点で心は小田急に乗ることに向かっていた。

意地で走り出すも、狭い境川CRで速度の維持もできずミニベロに抜かされる始末。

80km走ったんだから仕方ないと自分に言い訳をし続け、ペダルを機械的に回すだけのゾンビにジョブチェンジだ。

何で好き好んでこんな苦行をしてるのか、自分で自分が信じられなくなってくる。

 

南町田モンベルショップの前を通った時、前の週に快適な車でショッピングに来ていたことを思いだし涙が出た。

レーサーパンツを履いているがケツも痛いし脹ら脛もツルし、肩はもはや上がらない。

しかも、腹ペコだ。

ハンガーノックかも? と怖い想像が頭を掠め 悪寒が走ったのを覚えている。

本当は江ノ島辺りでオシャレに昼食を摂りたかったが、ピチピチのレーサーパンツにローディー初心者丸出しの格好で小麦色の男女が犇めくカフェに入る勇気もなく、境川CRには店がなく・・・。

消費カロリーは既に2500k calを越え、文句なしに満身創痍だ。

 

その上、データロガーのiPhone6(会社の支給携帯、無くしたり壊すと始末書)が小田急柿生駅の手前でシャットダウン。

アプリのStravaを起動させ続けた上、直射日光の熱によりやられたらしい。

 

それでも麻生区の警察署が見えた時には、元気が戻ってきた。

自宅は坂の上にあり、これが堪えたが 息も絶え絶えに何とかPM12:45に無事帰宅することができた。

ロードバイクを買って1ヶ月、一日の走破距離120km、消費カロリー2,922k cal、移動時間5時間22分。

 

 

なんとアホなリザルトだと頭を抱えたが、何より写真を撮りに行ったはずが充電が十分あるにもかかわらず、後半全く撮っていないという事実が笑えない。

しかも、足腰ガタガタで家についてもシャワーを浴びるのも一苦労。

ぶっ倒れて気絶するように4時間の昼寝を取って、気づけば夕方になっていた。

 

 

いくらカロリーを消費したいからと言って、これは無い。

二度と無茶はしないと固く心に誓ったが、この翌週 大垂水峠を含む80kmの相模湖ライドを決行したのは また別の話。